βチタン合金

β型チタン合金、略して、βチタン、ベータチタンとも呼ばれます。常温でβ相(体心立方構造)と呼ばれる結晶構造をしています。純チタンに他種金属を入れて合金化し、熱処理によりβ相で安定化しています。βチタン合金の比重は、DAT51は4.69, 15-3-3-3は4.76であり、これは純チタンより少し大きい比重です。( DAT51は、純チタンの約104%, 15-3-3-3は、純チタンの約106% )

ヤング率について、DAT51は80 GPa, 15-3-3-3は80 GPaであり、これは、純チタンの約75%の値でもあります。

引張強度について、DAT51は640~900 MPa, 15-3-3-3は703~945 MPaであり、比強度はそれぞれ、DAT51は136 kN・m / kg, 15-3-3-3は148 kN・m / kgとなっております。これは、純チタンの値75 kN・m / kgより優れています。

βチタン合金は非磁性ですので、磁石にくっつきません。

弊社で取り扱っているβチタン合金を下記、紹介します。

 

β DAT51 (JIS 80種)


線材 φ1.0mm

線材 φ1.5mm

線材 φ2.0mm

線材 φ2.5mm

線材 φ5.0mm

コイル材 φ1.1mm
   

特長

プレス加工性を改善したβ DAT51 は、冷間加工性にきわめてすぐれており、冷間加工により Ti-6Al-4V(通称:64チタン)以上の強度が得られ、さらに時効処理を施すことによって強度を向上することが出来ます。

β DAT51は代表的なチタン合金Ti-6Al-4V(α+β型)の苦手とする冷間加工性を改善したβ型チタン合金です。

β DAT51はチタンの基本的特長である「比重が小さい」「耐食性に優れる」に加え、眼鏡材に要求される「バネ特性」も併せ持っています。

βチタン合金の中でも加工性に優れ、1984年に弊社が販売を開始して以来、良好で安定した品質に定評があります。

 

用途

バネ、自転車ギア、ゴルフクラブヘッド、釣り具、眼鏡フレーム など

 

【 β DAT51製パイプ 】

βチタン合金(DAT51)を独自技術によりパイプ化に成功しました。

形状記憶合金(Ni-Ti)のように「曲がりにくい」「軽く」「強い」といった特長があります。

※詳細は、お問い合わせください。

 

規格

※取扱サイズは、別ページ 通常取扱規格 を参照ください。

 

 

β 15-3-3-3 (Ti-15V-3Cr-3Sn-3Al)


線材 φ3.0mm

線材 φ3.5mm
   

コイル材 φ2.0mm

コイル材 φ3.0mm

コイル材 φ4.0mm

コイル材 φ4.5mm

特長

優れた冷間加工性を有し、焼鈍無しに加工率80%以上の冷間伸線が可能で、ネジ・ボルトなどの冷間ヘッダー加工が可能です。

溶体化+時効熱処理により、高強度化が可能で、そこから冷間加工+時効熱処理を入れることで更なる高強度化することが可能です。

板材では、国内で最も汎用的なβ型チタン合金です。

用途

バネ、自転車ギア、ゴルフクラブヘッド、釣り具、眼鏡フレーム など

 

規格

※取扱サイズは、別ページ 通常取扱規格 を参照ください。

 


通常取り扱いサイズ

CG(センターレス)材 コイル シート
サイズ
( φ × mm )
β チタン 線径
( φ )
β チタン 板厚
( mm )
β チタン
DAT 51 15-3-3-3 DAT 51 15-3-3-3 15-3-3-3
1.0φ ×
1000 L
1.0 0.5 100 x 1200 L
1.5φ ×
1000 L
1.5 0.6 100 x 800 L
2.0φ ×
2000 L
2.0 0.8 100 x 800 L
2.5φ ×
2000 L
2.5 1.0 100 x 800 L  
3.0φ ×
2000 L
3.0 1.5    
3.5φ ×
2000 L
3.5 2.0    
4.0φ ×
2000 L
4.0 2.5    
4.5φ ×
2000 L
4.5 3.0    
5.0φ ×
2000 L
5.0      
5.5φ ×
2000 L
  5.5        
6.0φ ×
2000 L
    6.0          

※純チタンの取扱サイズは 通常取扱規格 を参照ください。

 


チタン素材について